水(水性成分)、油(油性成分)、界面活性剤
化粧品のほとんどはこの3つでできている 知らなかった…。実に70~90%を占めている事実。 水性成分は水に溶けやすい 水やエタノール、肌の角質層に潤いを与えて逃さないように「保湿剤」などがそう。水に溶けやすい性質をもっていて化粧水はほとんどが水性成分。 油性成分は水に溶けない、あるいは水をはじく 〇〇油、〇〇オイルなどの油性成分は、基本的に肌の角質層に潤いを閉じ込めて蒸発を防ぐものです。水に溶けない、あるいは水をはじく性質をもっている。クレンジングオイルや美容オイルなどはほぼ油性成分でできている。 界面活性剤とは水と油を混ざった状態にする 水性成分と油性成分は混ざり合わないもの。これが仲良く混ざり合うよう働くのが界面活性剤。乳化した状態の乳液やクリームに欠かせない成分、または脂汚れを水で落とす洗浄に欠かせない成分。
骨組みをみると意外とシンプルなことに気づく。 残り10~30%は機能性成分や品質向上・安定化成分です。この少量の部分だけで化粧品を選びがちだが、縁の下の力持ちはベース成分。 ちなみに、メークの化粧品もベース成分の組み合わせが基本で、そこに着色剤や紫外線防御剤を加えて作られる。化粧品て結局はどれもほとんど同じなのね、と思うかもしれない。土台は確かに同じだが、どんな成分をどれくらい使うかによって化粧品の性格はガラリとかわる。 つまりスキンケアは水と油と界面活性剤 化粧品の代表的な骨組みをしると拍子抜けする。 おそらく化粧品を選ぶときに水性成分や油性成分について気にする人は少ないはず。界面活性剤は気になるキーワードだが、成分表示に「界面活性剤」と表記されていないため、具体的な成分名を知らない限り分からない。 結局は配合量が非常に少ない「その他の成分」に気を配っている。その他の成分とは「機能性成分」「品質向上・安定化成分」「香料・着色剤」だ。
その他成分
機能性成分 美白はアンチエイジングなど具体的な作用を期待できる成分のこと。その化粧品の特徴をアピールする部分でもあり、メーカーは差別化のポイントとして宣伝する。そして実際、ここに惹かれて買う人が多い 品質向上・安定化成分 増粘剤や防腐剤など、化粧品の品質を高めたり、変質しないよう安全のために配合される成分。防腐剤フリーにこだわる人はここで化粧品を選ぶかも。 香料・着色剤 スキンケアの は超微量だが、高級感や満足感を高めるために配合される。 それでは、化粧品のアイテム毎の構造を見てみよう(以下のルールにて) ※ 配合量が多いものを「大」、中くらいのものを「中」、少ないものを「小」
化粧品ジャンルごと、主要3成分の比率
1、クレンジングオイル 水性成分・・・小 油性成分・・・大 界面活性剤・・・小 ※ 界面活性剤は「乳化」の目的で配合 2、クレンジングジェル 水性成分・・・中 油性成分・・・小 界面活性剤・・・中 ※ 界面活性剤は「洗浄」と「乳化」の目的で配合 3、石鹸 水性成分・・・小 油性成分・・・小 界面活性剤・・・大 ※ 界面活性剤は「洗浄」の目的で配合 4、洗顔フォーム 水性成分・・・中 油性成分・・・小 界面活性剤・・・大 ※ 界面活性剤は「洗浄」の目的で配合 5、化粧水 水性成分・・・大 油性成分・・・小(配合されていないものも有り) 界面活性剤・・・小(配合されていないものも有り) ※ 界面活性剤は「乳化」の目的で配合 6、乳液 水性成分・・・中 油性成分・・・中 界面活性剤・・・小 ※ 界面活性剤は「乳化」の目的で配合 7、クリーム 水性成分・・・小 油性成分・・・大 界面活性剤・・・小 ※ 界面活性剤は「乳化」の目的で配合 8、シャンプー 水性成分・・・大 油性成分・・・小 界面活性剤・・・中 ※ 界面活性剤は「洗浄」の目的で配合 9、コンディショナー・リンス 水性成分・・・中 油性成分・・・中 界面活性剤・・・小 ※ 界面活性剤は「柔軟」と「帯電防止」の目的で配合
目からウロコ
ベース成分の「構造の違い」が化粧品の「アイテムの違い」となる。 界面活性剤は化粧品を作る上で、必須の成分ということもよく分かった。 水性成分、油性成分、界面活性剤はそれぞれ「数多くの成分」があり、どの成分を化粧品に配合するかで、化粧品の使用感や効果などが変わってくる。 水、油、界面活性剤、ここが注目すべき3本柱だったんだ( ゚Д゚)
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