電子イオン水(電子水)ってなに?
人間の体のほどんどが水だ。そして水は物を溶かす溶媒としての性質がある。水の伝導性について考える。 コップに水道水を入れてテスターで電気抵抗を図ってみると5MΩ程度を計測することができ、少しの電気を通していることがわかる。一般的に水道用水は貯水池に貯めている間に、水分子の会合度(水和)が高くなり、大きなクラスターを形成する。会合とは、同じ分子が分子間力で複数結合し、一つの分子のように集合体(クラスター)で行動することだ。 関西方面の水道水は、琵琶湖の水を源泉としているせいか生臭いと評されて、そのまま飲料水とする方は少ないようだ。そのため、水道水を電気的に加工した、電子イオン水が人気のようだ。水道水に微弱な電流を通すことにより、水分子の会合度(水和)を低くし、クラスターの大きさを小さくしたという説明が多い。
電子水を科学的にみる、2つの視点
● クラスターが小さくなり活き活きした水に! 水は水素結合によって4個程度の分子が会合(水和)していて、それらがまた会合しあって多い時は10数個の水分子が集まってクラスターを構成する。そして水のクラスターは切れたりつながったり、常にそのクラスターのサイズは変化している。つまり、瞬間ごとに変化するので、現在の技術ではクラスターのサイズそのものを正確に測ることはできないが、クラスターが小さいほど水がその働き(溶媒性や伝導性)を活性化させる。皮膚感覚として柔らかいとか、繊細な味わいで美味しいとか。 ● アルカリイオン水、酸性水を生成させてTPOで活用! アルカリイオン水とは水中にプラス電極とマイナス電極を置き、電気分解を行って作られて水のこと。アルカリイオン水はOH-イオンを含んだアルカリ性の水だがその原理を少し。
2つの側面で見なければならない。 まず水道水に溶け込んでいるカルシウムやマグネシウム、塩素の元素分子の変化。もう一つは水の分子の変化について。 どの分子も電荷を帯びた電気の運搬者であるわけだが、その中でも電気的にプラスの性質を持ったカルシウムやマグネシウム等と、マイナスの性質を持った塩素などに分かれる。そして、それぞれに相対する電極(プラスの電価であるカルシウムCaは陰極室、マイナスの電荷である塩素Clは陽極室)へそれぞれ移動する。マイナス極には陽イオン化されたカルシウム、マグネシウム、ナトリウムが。プラス極には陰イオン化された塩素や硝酸や硫酸が。
水分子はというと、水自身も電気によりイオンの状態のH+とOH-に分離されるが、こ陰極室においてマイナス極からH+に電子を与えることでH+を水素ガスにする。結果、陰極室ではカルシウム等のプラスのイオンが多くなると同時にOH-が多くなってミネラルを多く含んだアルカリ性の水ができあがる。一方、陽極室では逆にH+が多くなり(※なぜだ?同じ数のH-があるんじゃないのか?)またマイナスのイオンを多く含んだ酸性水ができるというわけだ。このように電気分解することでアルカリイオン水と酸性水を生成する。
う~ん、難しい。完全には分からない(^^; 続きは明日。
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